全ての音は闇に包まれ

満月の光に沈む夜

焦がれた 君の横顔

僕は世界の全てを手にいれた

 

目を逸らしてみても君は照らされて

いつものように困った顔で笑っている

 

今でも…今でも…

この夢は醒めてくれなくて

澄み渡る月光が恋しいよ

でも、暗闇に慣れてしまったこの目には

少し眩しいかな

 

何度も交わした約束

目の前の光に怯えた日々

ねぇ、もう着いた頃かな？

もう一度歌ってみせてよ

 

手を伸ばしてみるけど時は彩られ

いつかのように 窓際の写真払い落した

 

今にも…今にも…

この胸は裂けてしまいそう

突き刺さる月光が苦しいよ

あの暗闇に届かない君を見つめて

強く噛んだ唇

 

空っぽの部屋の隅

君の写真を拾い上げ

そっと窓を開けた

まだ少し肌寒い 夜の風に吹かれながら

少し笑える気がした

 

今にも…

 

今にも…今にも…

この夢は醒めてしまいそう

澄み渡る月光が眩しいよ

でも、暗闇に飽きてしまったこの目には

少し愛しいかな